こんにちは、9/18(月)に開催された FOSS4G 2023 Japan@FUKUI のコアデイに参加してきました。当日参加しての感想をレポートします。 Geolonia からは代表の宮内が、「データ連携基盤としてのベクトルタイル」というテーマで講演しました。他にもエンジニアの鎌田、大橋が参加しました。
当日のタイムテーブル
https://www.osgeo.jp/events/foss4g-2023/foss4g-2023-japan-at-fukui/foss4g-coreday
セッションはどれも興味深かったのですが、個人的にはパネルディスカッション、懇親会が特に面白かったので、 そこに絞ってレポートします。
ファシリテーター
パネラー
特に個人的に興味深かったのが、福井県観光連盟の取り組みでした。
佐竹さんは、元 Yahoo! でマーケティングに携わったご経験があり、今回の発表では福井県観光連盟の取り組みを紹介されていました。
着任時には、観光に関するデータがなく、現状把握のためにまず観光データの収集と公開に取り組んだそうです。
公開しているデータの例としては、
「日別の宿泊予約状況」については、民間の宿泊施設の予約管理システムから RPA を用いて 1日1回予約状況データをエクスポート、サーバーへ送信し集計しているそうです。
https://code4fukui.github.io/fukui-kanko-reservation/
データの集め方については、地道に1件づつ人間関係を作り、システムの導入の協力をお願いしているそうです。 このような取り組みは各宿泊施設や、各社で行っていると思いますが、それをオープンデータとして公開されているケースはあまり見かけないので興味深かったです。
データは、福井県観光データ分析システム「FTAS」で公開しています。
https://www.fuku-e.com/feature/detail_266.html
懇親会ではオンラインで交流のあった方や、初めてお会いする方ともお話しすることができました! 以前 ChatGPT Meetup Osaka でもさせて頂いた 「OpenAI API を使って会話形式の入力文から、ジオコーディングしてみた」という LTをしました。 wikidata を連携すると更に自由な入力を受け付ける事ができるのではというフィードバックも頂けたので、とても有意義な時間を過ごすことができました。